金魚のライン

「自然に親しもう」「生き物とふれあおう」と、声高々に言われるきょうこのごろ、
みなさまの教室の生き物たちはお元気ですか?え、元気?それはよかった!

けれども教室で生き物を飼うって、なやみがつきないんですよね。
これを読みながらうなずいている先生、あなたもそうなのですね。

でも、好きだから飼っちゃうんですよね。がんばりますか!

金魚のライン

★お金がかけられない!
 生き物飼育で、大切に育てるには、「餌」「水質保持剤」「水そう」昆虫なら専用の土が必要。「ポンプ」「フィルター」だって消耗品。お金がかかるんです・・・。こどもたちのためとはいえ、お金がかかります。学級費では足りません。なんとかお金をかけない方法を考えなければなりません。【教室生き物日記ワールド】ではけっこう値段の張るグッズの名前も出てきますが、これは担任の自腹を切るしかありません。でも、お金をかけなければ飼育できないわけではありません。
★場所がない!
 教室は限られたスペースです。そこに40人近くの児童とその机といす、教卓、給食台、オルガン、TV台が入る。生き物用の机を置く場所を確保するのは大変なのです。生き物飼育の本には「窓際ではない風通しのいい場所で暗くなく暖かい場所」などと書いてありますが、ちょうどよくそんな場所が確保できるわけがない。そういう場所は教室の真ん中です。しかし、こどもをどかして生き物を置くわけにはいかないのです。
★連休、長期休業中が困る!
 最近では第二、四土曜日も休業になったし、もう少しすると完全週休2日になります。困るのが生き物飼育。長期休業中はできるだけ児童に里親を頼みます。しかし、売れ残った生き物は担任のところへやってくるのです。それを家へ連れて帰ると家族のひんしゅくをかったりするのですが。
★生き物係が飼育のカギをにぎっている!
 生き物係りはけっこう人気があったりしますが、あれは「なんとなく、やりたい。」という程度の意欲では、とうていつとまらないのです。毎日こまめに世話をして、きたない水そうなんかもごしごし洗わなければならないし。そうでないと、生き物係りの仕事は「学級にもちこまれた生き物を死なせて、お墓を作ること」になっちゃいます。 生き物係りの人選には気を使います。
★生き物の受難
 とにかく教室では、新入り生き物は異常なほどもてはやされます。休み時間には水そうに顔がいくつも貼り付くし、ケースから出せる生き物は持ち上げられたり抱かれたり、引っぱられたり。生き物たちはすっかりおびえて人間不信です。しかし、生き物とふれあえないなら全然楽しくないということも言えるのですが。
★年度末には・・・・
 学校は4月から3月までの一年区切りになっています。担任が替わるかも知れないし、児童が学級編制で入れ替わるかも知れません。そんなとき、生き物はどうなってしまうのか考えて飼わねばなりません。引き続き飼えればいいのですが、新しい担任は生き物がきらい、ということだってありえます。子どもにもらってもらえなかった生き物は、やはり担任がめんどうを見るしかありません。
★最後はやっぱり担任
 子どもの興味がつきるのは早い。生き物たちはすぐにあきられてしまう。家庭ならこどもが飽きた生き物を親がしかたなく育てますが、学級の場合、「親」は担任にあたるでしょうから、担任が最終責任を負わねばならなくなります。そうなったら大変なので、こどもたちをうまくのせて生き物への興味を長続きさせる担任のテクニックも必要となるでしょう。
☆☆☆☆そこで結論!☆☆☆☆
☆学級にはこんな生き物がいい!☆
◎ちょっとやそっとではへこたれない丈夫なからだの生き物
◎環境の急な変化でも大丈夫な適応力のある生き物
◎安いえさで十分な生き物
◎えさが手に入りやすい生き物
◎多少こどもに遊ばれても大丈夫な生き物
◎世話の手をぬかれてもなんとか生き抜く生き物
◎せまい飼育ケースでも育てられる生き物

☆ 担 任 心 得 ☆

○担任は最終責任をとる覚悟で飼おう。
○学級の児童の中から「生き物博士」を生み出そう。

☆教室生き物ワールドの合い言葉☆

『「この教室に連れてこられたときはがっかりだったけど、
住んでみるとわりといいところじゃん。」
と、生き物に言わせよう!』