金魚のライン

金魚やメダカを飼ってもすぐ死なせちゃうのよね・・・という声をよく聞きます。
水中に住む生き物をすぐに死なせてしまうのは、おそらく水づくりが出来ていないから。
水づくりにはむずかしい技は必要ありません。
さあ、水中の生き物を飼う前に水づくりにチャレンジしてみましょう。

金魚のライン

★水づくりって、何?
 水づくりっていうのは、バクテリアがいっぱい住んでいる環境をつくるということ。バクテリアは水の中、小石の中、濾過装置(ろかそうち)のフィルターの中などに住んでいるの。
★バクテリアって何?
 生き物はおしっこやうんこをするでしょう?そのときに出たアンモニアや亜硝酸(あしょうさん)、硫化水素(りゅうかすいそ)を分解してくれる微生物(びせいぶつ)です。目に見えませんよ。でも、ちゃんといるんです。このバクテリアがいないと、どんどん水がよごれるんです。
 このバクテリアはアンモニアを分解するだけではなくて、生き物の栄養にもなります。すごいでしょ?バクテリアって。縁の下の力持ちなのよ。
★バクテリアがいっぱいの水のつくりかた1
 水をお日様に当てましょう。なるべく口の広い入れ物に水をいれたほうが水道水の塩素が早くぬけます。バクテリアは塩素がだいきらいなんだよ。

 ※お急ぎの方はカルキ抜き(ハイポなど)を使いましょう。使う量は守ってね。

★バクテリアがいっぱいの水のつくりかた2
水槽のセットのしかた 水槽に小石(5〜6mmの大きさ)、塩素を抜いた水、水草、エアーポンプ(フィルター)をセットします。
 そしてそのまま何もせずに少なくとも一週間・・・・・できれば2週間は生き物を入れずにおくの。そうすると、目には見えないけど、バクテリアがほら、水槽の中にどんどん増えていくんだよ・・・。

 ※お急ぎの方の強い味方、「光合成細菌PSB(生きたバクテリア)」「麦飯石溶液」を使おう。これを使えば安定したいい水がすぐ出来る。(ただし、カルキ抜きはしっかりと)買うとちょっと高いのが玉にきず。学級費では無理かな・・・。

★安定した水って?
 このバクテリアと水草と生き物のいいバランスがとれると、水はほとんど汚れないよ。これが水中の生き物飼育の理想なの。この理想の状態をこわすおもな原因は、生き物の入れすぎ。水の量にたいして、生き物が多すぎるの。水そうの中がちょっとさびしいな・・・ってぐらいがちょうどいい。生き物が少なくてさびしい分、水草を入れてあげよう。
 もうひとつ原因があるよ。それはえさのやりすぎ。えさをあげるときは少しずつ入れて、様子を見ながら足してあげよう。教室では自由にえさをあげるようにしてしまうと、どうしてもえさのやりすぎになっちゃうよ。えさをやるのは生き物係りだけにしましょうね。
★バクテリアを殺さないそうじのしかた1
 それでも水そうの中が汚れたら水そうを洗わなきゃいけないね。小石にふんやえさの残りがたまってたらバクテリアが住めなくなるから。でも、うっかり、そうじのときにバクテリアを殺してしまうことがあるんだよ。気をつけよう。
 小石を洗うときは、水道水を使っちゃだめ。くみおいた水を使いましょう。おおざっぱに大きな汚れを落とすだけでいいの。しっかり洗うとだめですよ。

 ※お急ぎの方は、カルキ抜きを使いましょう。

★バクテリアを殺さないそうじのしかた2
 上部フィルターや簡易フィルターを洗うときも水道水を使ってはだめ。ここにもたくさんバクテリアが住んで、せっせとアンモニアなんかを分解しているんだから。もちろん、水そうに新しい水を入れるときは塩素を抜いた水だよ。前の水のきれいな部分も残しておいて入れると早くバクテリアがもとの状態にもどるよ。
★フィルターの選び方
フィルターの種類 フィルターは大きい方が、水をきれいにする力が大きいの。選ぶときは、お金がゆるせば大きい方がぜったいいい。フィルターのマットの表面積が多い方がいいです。
エアストーンよりは簡易フィルターがよく、簡易フィルターよりは上部フィルターがいいです。
★水そう一面に茶色のコケが・・・
 水そうに魚を入れて少しすると、水そう一面に茶色のコケがついてしまって、水そう内がきたならしくなってしまうことがありませんか?でも、ここで水そうの大そうじをしてしまったらだめ。また、水を入れたてのじょうたいにもどってしまいます。
 この茶色のコケは水そうの中が安定に向かっていることの印なんですって。水そうの中も落ち着くまでは大荒れに荒れるのです。
 ついたコケはやはり見苦しいので水そうのガラスやプラスチックを傷つけないようにそっととりましょう。浮かんだコケはあみなどでたんねんにすくいましょう。中の魚を傷めないように、少しずつ気をつけてやりましょうね。
 お水が安定すれば、中の魚たちはちょっとやそっとでは病気をしなくなりますよ。